本ファンドは、循環型農業を目指す「楽農（らくのう）や」こと、農業生産法人 株式会社Teamsが、かつてはスキーリゾートして賑わった神鍋（かんなべ）高原の耕作放棄地を新たに開墾し事業を拡大することを応援するプロジェクトです。
楽農やの目指すことと強み
1．廃れた耕作放棄地を再生し、地域経済の活性化を図ること。 兵庫県豊岡市の神鍋（かんなべ）高原エリアは、かつては関西屈指のスキーリゾートとして大変賑わいましたが、スキーの人気が廃れると、地域の観光産業も廃れていきました。当時、多くの農家は兼業農家で、夏には農業を行い、冬にはスキー場や民宿・旅館など、観光業に従事していましたが、冬の収入がなくなることで、会社に就職したり、町を離れざるをえなくなったり、農業自体を続けることが難しくなりました。その結果、農地は放置され、荒れていきました。 3年前より地元出身の20-40代のメンバーが豊岡市にて農産物生産・販売を始め、スーパー、産直ショップ、飲食店・ホテルなどの直接販売できる販路を開拓できたことによって、これまで28,000平米の耕作放棄地を再生し、直前期は、約17,000,000円／年の売上の実績を上げることができました。今回のファンド対象事業では、こうした販路をさらに拡大することで、新たに50,000平米の耕作放棄地を開墾し、約30,000,000円／年（出資者損益分岐売上23,820,000円／年）への生産量・売上の拡大を図ります。
2．「神鍋高原」の「ほくほく」した黒ぼく（黒土）や寒暖差をいかした野菜づくり 耕作放棄地の再生への課題である販路開拓を可能にした要因には、元々神鍋高原が持つ農産物に適した風土がありました。 神鍋山は約２万年前に噴火した近畿地方では最も新しい火山であり、神鍋高原は、火山灰が含まれ、柔らかく「ほくほく」した土であることから黒ぼく（黒土）と言われ、非常に耕作しやすく、特に大根やにんじんなどの根野菜の生育に適しています。また、寒暖差があることから、糖度の高い農産物が収穫できます。今回はたまねぎ・人参を主力として米や地域在来種の野菜の生産を予定しています。
3．他業種の経験、話題作り、メディア露出、ファンづくり、そして販路開拓力 楽農やのもう一つの強みは、地元の20-40代を中心に構成された多様な業種（建設業、飲食業、団体職員、木炭製造業、精肉卸・小売業など）での経験に基づく発想や企画力、営業力、生産管理能力です。こうした経験を結集して、農産物の生産だけに留まらず、就農支援のための人材育成を目的に「楽農や『農村塾』」や田植えや稲刈り体験、冬季の雪下にんじん掘りなど、農業を活用した体験型教育や観光プログラムを実施。こうした取り組みがメディアへの露出や神鍋高原のファン作りにつながり、消費地神戸へ車で2時間という利便性も活かされ、新たな販路開拓につながっています。こうした取り組みを通じて農産物の生産・販売のみならず、若い人が地域にとどまる、かえってくるという状況を目指します。
会社紹介
「農業で人と未来をつなぎ隊 Teams」 農業生産法人 株式会社Teams（読み方：チームス）は、2009年6月に兵庫県豊岡市の日高町で生まれました。「循環型農業による地域活性化」を目指し、「楽農や」ブランドとして農産物の生産・販売をしてきました。現在は、玉ねぎ、にんじんを主力とし、他にパプリカ、トマト、葉物の栽培や水稲部門の充実、さらに少量多品種、地域在来種栽培を行っています。また、農業の新３K「かっこいい・稼げる・感動する」を目指し、就農支援のための人材育成を目的に「楽農や『農村塾』」も事業の一つとして主宰してきました。
Teamsの社員やスタッフは、地元の20-40代を中心に構成され、彼らのバックグラウンドの多様性（建設業、飲食業、団体職員、木炭製造業、精肉卸・小売業など）により、発想や企画力、営業力、生産管理能力などが、強みとなっています。納期を守った安定的な供給や、順調な販路開拓、玉ねぎウィンナー等の加工品の企画などがその一例です。
企業理念・目的 ・地域資源の有効活用による経済活性化に努める
・地産地消による食の安心・安全の確保に努める
・農業に参入することで地域雇用の確保に努める
・豊岡市の自然環境を保全しながら耕作放棄地の解消に努める
・但馬地域の活性化・理想社会の実現に努める
・地域、県内を活用した食のリサイクルループ実現に努める
・地域をつなぐループの構築に努める
Teamsが目指す循環型農業づくり 農業の発展で、地域経済の活性化を実現し、地域をつなぐループづくりを考えています。Teamsが目指す循環型農業とは、スーパーなどで廃棄された作物を液肥肥料に加工し、それを栽培作物に使用し、収穫した作物をスーパーなどに出荷するような一連の流れのことです。地域でとれた農作物を無駄なく活用し、環境にやさしい次世代の農業スタイルをつくっていきます。
認定取得 農業経営改善計画認定（豊岡市）
エコファーマー（持続農業法にかかる計画認定 兵庫県）
ひょうご安心ブランド農産物（兵庫県）
コウノトリの舞ブランド（豊岡市）
経営者
新免 将（しんめん・まさし）|農業生産法人 株式会社 Teams 代表取締役
1970年11月8日、豊岡市日高町生まれ、大阪育ち。兵庫県立大学院経営研究科（MBA ）地域イノベーションコ－ス 修了。
【役職等】
一般社団法人 但馬地域経済活性化推進機構 理事
NPO法人 R.M.C 理事長
2012年～ 但馬地域産業活性化戦略会議 委員
2013年4月～ 江原駅周辺地域活性化委員会 副委員長
2013年6月～ 兵庫県 経済・雇用活性化プログラムフォローアップ会議 委員
＜参考ウェブサイト＞
ホームページFacebook神鍋観光協会 ファンド対象事業
本ファンドは、楽農やの現在の課題である生産量の不足を解決するため、神鍋高原の耕作放棄地約50,000平米を新たに開墾し、作付面積を増やすもので、本ファンドの対象事業は、そこでの農産物の生産・販売事業です。
生産が増加する分の販路は、現在の販路でも販売することができるほか、営業活動で新規に飲食店などの取引先を開拓する予定です。目下、生産管理により安定的に供給していくことで、安定した取引を行い、信頼を得ることで取引先に新規顧客を紹介してもらうという好循環が生まれてきています。また、大阪駅前の商業施設「グランフロント大阪」や東京の目黒区など、都市部の催事なども増えてきました。なお、基本は直販を主に販売していきますが、生産量増加により、販路の開拓が追いつかない場合には、市場出荷やJA（農業協同組合）出荷もできる状況です。
資金使途
本ファンドの資金は、神鍋高原における農地開拓と生産に伴う費用に使う予定です。
（注1）出資金11,910,000円×5.5％＝655,050円（税込）
（注2）出資金11,910,000円×2.1％×5年＝1,250,550円（税込）
（注3）上記、合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり、変更の可能性があります。最終的な費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、下回った場合には最終分配時に返還させて頂きます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用につきましては、営業者が負担いたします。
（注4）出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。
（注5）状況により、上記資金使途内容について営業者が先に立て替えて支払い、その後、匿名組合出資金を充当することがあります。
（注6）本匿名組合事業遂行のため、会計期間開始前であっても匿名組合出資金は必要に応じて営業者が資金使途内容に従い使用することがあります。
応援者からのメッセージ
神鍋高原の素敵なリゾートホテル「ブルーリッジホテル」。このホテルでは、朝食や夕食のビュッフェで、楽農やの野菜を美味しくいただくことができます。ホテルの佐々木安孝総支配人から、応援メッセージをいただきました。
神鍋リゾート開発株式会社
ブルーリッジホテル
総支配人 佐々木 安孝
ホテルのウェブサイト
| 地産地消が謳われて久しい昨今、神鍋高原で100室ほどを有する我々ブルーリッジホテルと～楽農や～が出会ったのは必然と言えるかも知れません。
少量の地元野菜の供給から始まり、弊社で出る残飯をバイオ加工して自然肥料として使っていただく循環型農業への取り組み、ホテル敷地内に儲けた自家菜園での農作物作りのアシスト、ホテル敷地内での野菜の朝市、楽農やの耕作地の見学ツアーの実施、収穫体験の企画など、今ではホテルで提供する野菜をはじめとする農作物の供給にとどまらず、ホテル運営の根幹の部分でも多大な協力を頂く第一級のパートナー企業です。
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投資家特典
(a) 楽農や詰め合わせセット
口数に応じて、楽農や特製の野菜、米、加工品等の詰め合わせセット（5,000円相当/口）をお届けします。（写真はイメージです）
※ 詰め合わせの内容は、おまかせとなります。
※ 出資口数により、内容が変わります。
※お申込口数の状況を確認の上、複数口数お申込の場合に、複数回に分けてお届けする場合もございます。
※ 海外への発送は致しかねます。
※ 発送時期は、ファンド募集期間終了後に、電子メールにて通知します。
(b) 楽農や「農村塾」の1日農業体験のご招待
１口の出資につき１回、楽農やが企画する農業体験に無料でご招待します。四季折々、美しく豊かな自然の麓で米や野菜の作付や収穫をお楽しみいただけます。
※ 現地への交通費等の実費は参加者の負担となります。
※ 開催時期や工程等の詳細は、別途、電子メールにて通知します。
