2015年6月12日（金）TBS系列毎日放送「ちちんぷいぷい」で紹介。大阪・河内長野にある温泉旅館、あまみ温泉南天苑。東京駅や日本銀行本店を設計した辰野金吾氏が手掛ける、和風建築の旅館です。本ファンドでは、南天苑の離れを露天風呂付き客室に改装する費用を募集します。
本ファンド対象事業の魅力
有形文化財である南天苑。辰野金吾設計、現存する3つの和風建築のうちの１つ 明治大正期に、東京駅や日本銀行本店など、近代日本を代表する西洋建築を数多く手掛けた辰野金吾。数ある氏の作品の中でも和風建築は大変希少であり、現存しているのは国内に三軒のみで、その内の一つが南天苑です。創業当初は南天苑が辰野金吾設計であることは口承でしたが、2002年明治建築研究会の調査により、辰野金吾の設計の堺市大浜公園「潮湯（しおゆ）・別館」が移築されたものであることが判明しました。2003年、国の登録有形文化財にも指定されました。
都会からほど近いオアシス 南天苑へは大阪難波から乗継せずに、40分。電車1本で行くことができます。大阪の中心地からさほど離れていないという利便性がある一方、ウグイスやホオジロといった鳥の鳴き声も部屋の中にまで聞こえてきます。三千坪に及ぶ日本庭園では、四季折々の草花が南天苑を訪れる客を迎えます。その季節にしか見られない草花を眺め、鳥などの動物の鳴き声を聞きながら広い庭園を散歩することは、忙しい現代人にとって大切な時間かもしれません。
都会の喧騒から離れ、ゆっくりと流れる時を楽しむことができる空間が、南天苑では整っています。
大正浪漫の風情ある客室 南天苑の客室は、堺市大浜公園「潮湯」が栄えた大正時代当時の趣きを残しています。和風旅館の落ち着きと、木造ならではの木のぬくもりを感じることができる部屋となっています。こだわりの一つとして、現代のもの（テレビ、エアコン等）は見える所には設置せず、大正浪漫の雰囲気を壊さないように工夫されています。
また、それぞれの部屋には異なった特徴があります。金剛葛城山系の山々を背景にした庭園をお部屋にいながらにして楽しめる部屋。廊下に面した控えの間の丸窓や数寄屋窓、鶉木（うずらもく）の天井など、随所に数寄屋の風情を残す部屋。角部屋で二面に広がる日本庭園を臨める部屋。
来るたび、違う部屋に宿泊し、一番お気に入りの部屋を見つけるのも楽しみ方の一つです。
素材の良さを活かした旬の食材。目でも楽しむことのできるお料理。 南天苑の信条は、「四季折々の選りすぐった材料の持ち味を活かし、味よく、香りよく、器を選び、目に美しく」です。食材は地元・河内長野の旬のものを、素材の味を活かしながら調理します。また見た目にもこだわり、「舌」だけでなく「目」からも楽しむことができる工夫が施されています。竹の籠に入った鮎の塩焼き、庭園の四季の花が飾られた日本酒など、お客様に楽しんでもらいたいという南天苑の想いが伝わってきます。
宿泊されたお客様からも実際に、「細部にまで心遣いが感じられる」「食事の温かさ、冷たさも丁度いい」といった声も聞かれています。
南北朝時代から愛されてきた天然ラジウム泉の天見温泉 天見温泉は天然ラドンを豊富に含むため、入浴することで強い発汗作用があり、新陳代謝を高めます。歴史は南北朝時代（1300年代）にはじまったと伝えられ、大阪・河内長野市内では最古の温泉と考えられています。高野参詣に向かう多くの旅人を癒したという「極楽浴室」の逸話も残っています。
離れを露天風呂付き客室へと改装 歴史的価値のある建物、豊かな自然、こだわりのお料理に天然温泉‥宿泊されたお客様からは高い評価をもらっている南天苑ですが、課題は「露天風呂がない」というところ。実際にお客様からも「露天風呂があれば完璧なのに」といった声ももらうようです。さらに、ＷＥＢサイトで旅館を検索することが当たり前になっている昨今、「露天風呂がない」ことで検索に引っかからず、南天苑を知ってもらう機会を逃してしまっている現状があります。
そこで本ファンドでは、現在ほぼ稼働していない離れを露天風呂付き客室に改装する費用を募集します。この客室には1組のみ宿泊可能とし、完全プライベートな空間を作り上げます。
南天苑の女将 山﨑友起子さんは、「露天風呂を作るのが私達の夢でした」「露天風呂を楽しんでもらい、お客様にもっと満足してもらいたい」と話しています。
【「あまみ温泉 南天苑ファンド説明会」開催します】 辰野金吾設計の和風建築の南天苑を少しでも多くの方に知って頂きたく、説明会を開催いたします。
詳細については下記のリンクからご覧ください。
>>詳細・お申込はこちら 営業者紹介
株式会社 南天苑
昭和24年12月8日創業、昭和27年7月3日設立。
南天苑本館は、もともと堺大浜にありました"潮湯家族湯"を昭和10年に、古来より鉱泉の湧く天見にそっくりそのままのかたちで移築し、高野山参詣のための温泉旅館にいたしましたのが始まりでございます。ご宿泊はもちろん、お日帰りのお食事もお泊りと同じようにお部屋にご用意し、温泉もご利用頂けます。お日帰りで気軽に温泉旅行気分が味わえるとご好評頂いています。客室には季節の掛け軸などをしつらえ、お庭や野で摘んだ旬のお花を店主自ら生けて季節を楽しんで頂けるようにと心がけています。
日本の伝統文化をご体験頂ける日本旅館「南天苑」には日本国内はもとより、遠く海外からもお客様が多数お越し下さいます。ヨーロッパ、ロシア、中東、地中海、南アフリカ、北米、中米、南米、アジア、オーストラリアやニュージーランドなど、そのお国も多岐にわたります。日本のふるさとの原風景のような天見の山里での滞在を感激とともにご経験され、再び南天苑へご来苑下さる方もおられます。
「大事にしなはれ」「こんなとこ、もう何処にもないで」と、仰ってご贔屓いただけるお客様の声に励まされながら現在に至っています。縁側のガラス戸をガラリと開けて、山々の、緑いっぱいの自然の空気を肌で感じながら温泉を楽しみ、日本料理を楽しめる。そんな木造旅館というのは、たしかにもう大阪では見当たらないかもしれません。
創建当時の優美さの復元と、現代快適空間の融合はライフワ－クとして成し遂げていきたいと思っています。これからも精進いたしまして当館の暖簾を守ってまいります。
【有形文化財登録までの歩み】 1913年 潮湯 竣成
堺市大浜公園に娯楽保養施設として建築された「潮湯」。設計は辰野氏率いる辰野片岡建築事務所。この別館で、家族向けの入浴・遊戯・休憩施設だった「家族湯」が、のちの南天苑本館となる。
1935年 天見温泉に移築竣成
1934年室戸台風で破損したことを機に、1935年、南海電鉄が「潮湯家族湯」を古来より鉱泉の湧く天見へ移築。同年、大阪の料亭「松虫花壇」が別館として営業を開始。
1949年 南天苑 創業
戦時中、奢侈を控える風潮にて「松虫花壇」別館が閉鎖。戦後、空白の期間を経て、1949年に南天苑として創業。この頃から、大浜「潮湯家族湯」の移築話は口承となり、辰野金吾設計説は真実が明らかにならぬまま現代に至る。
2002年 明治建築研究会による調査開始
柴田正巳氏が代表する明治建築研究会が南天苑の調査を開始。南天苑本館と「潮湯家族湯」との関係が照合されてゆく中、南海電鉄の資料室から戦前の移築当時の資料が発見され、潮湯別館の移築であることが証明される。
2003年 国の登録有形文化財に指定
口承だった辰野金吾設計説が確実な資料のもとに証明され、2003年、「歴史的な様式にとどめ、現代に残る近代建築である」という理由で、国の登録有形文化財に指定。旅館業を営みつつ生きた文化遺産として後世にその姿を伝えることになる。
【参考ウェブサイト】
会社ウェブサイトFacebook【アクセス方法】 ◆列車でお越しの方
＜東京方面より＞
JR東京－(東海道新幹線のぞみ 約2時間半)－JR新大阪
地下鉄御堂筋線 新大阪－(約26分)－なんば
南海電鉄高野線 なんば－(急行約38分)－天見
＜大阪方面より＞
JR大阪－(約16分)－JR新今宮
南海電鉄高野線 新今宮－(急行約37分)－天見
◆飛行機でお越しの方
関西国際空港－(関西空港リムジンバスNo2 河内長野行き約60分)－河内長野
南海電鉄高野線 河内長野－(急行約9分)－天見
◆車でお越しの方
約20台の屋外駐車場（無料）がございます。駐車場に駐車いただけない場合は玄関前にもおとめ頂けます。
代表者紹介
代表取締役 山﨑 一弘（やまさきかずひろ） 昭和35年3月生まれ。昭和57年3月 大阪商業大学卒業。昭和57年4月大和実業株式会社入社。The Wine Bar（ザ・ワインバー）梅田店 当時最短で店長就任。以降、京都店・難波店・六本木曙店・新宿NSビル店 店長歴任。昭和63年9月同社退職。昭和63年10月株式会社 南天苑入社。平成6年9月9日同社 代表取締役就任。
茶道・華道（寧楽未生流・池坊）を極め、華道は師範を頂きましたが、流儀に捉われた生け花に限界を感じ、自然の中にある花を投げ入れで生ける自分なりの生け花の会を主宰し、15年になります。お客様のお部屋や玄関の迎え花、館内各所に店主自ら庭や野で摘んだ季節の花を生けています。
女将 山﨑 友起子（やまさきゆきこ）～メッセージ～ 私たちは、「大事にしなはれ、もうこんなとこどこにもないわ」というご贔屓のお客様の声に励まされ、今日までやってまいりました。日本の原風景の様な自然豊かな天見の山里の風情をいつまでも残し、一人でもたくさんの方にゆったりとした時間をお過ごし頂きたい、そして戦禍をのがれ百年を超える年月変わらぬ姿をとどめている日本旅館南天苑を未来に向けて守っていきたいと思っています。この様な素晴らしい環境と伝統的な温泉旅館南天苑の建物は私たちの宝物です。末永くこの宝物を守り、さらにお客様に心地よい時間と空間を共有して頂くために、今回露天風呂つきの客室を整備することと致しました。お客様のご満足をより豊かなものに、さらにたくさんのお客様が自然の恵みを感じながら温泉で心身ともに癒して頂けますよう、願っております。
この度は皆様とご縁を頂き、お客様が切望される露天風呂つきのお部屋の設備が実現できますことは最高の幸せです。どうぞよろしくお願いいたします。
ファンド対象事業内容
本ファンドの対象事業は、出資金を用いて営業者が行う離れの露天風呂付き客室への改装と、その客室の宿泊事業です。
資金使途
ファンド資金は、以下の内容にて使わせていただきます。
| （注1） | 上記、合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり、変更の可能性があります。最終的な費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、下回った場合には最終分配時に返還させて頂きます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用につきましては、営業者が負担いたします。
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| （注2） | 出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。 |
| （注3） | 状況により、上記資金使途内容について営業者が先に立て替えて支払い、その後、匿名組合出資金を充当することがあります。 |
| （注4） | 本匿名組合事業遂行のため、会計期間開始前であっても匿名組合出資金は必要に応じて営業者が資金使途内容に従い使用することがあります。 |
投資家特典
1口につき1～4の特典を贈呈 1、2、4については期間中に１回ずつ、3は期間中に年1回（合計5回）ご利用頂けます。
1．本館・素泊まり宿泊無料サービス（1組2名分、14,000円相当）
2．会席料理宿泊プラン（通常15,000円）を但馬牛つき特別献立宿泊プラン（通常20,000円）にグレードアップ（1組2名分）
3．改装後の露天風呂付き客室の宿泊割引サービス（1部屋につき10,000円引き）
※1名25,000円～35,000円で設定していますが、変更となる可能性がございます。
4．「日帰りコース」（お食事・温泉付き、お部屋3時間利用可能、1名5,000円〜15,000円）を20％引き
※投資家一人につき、グループ全員の方が対象となります。
| （注1） | 特典の詳細につきましては、契約期間中、別途ご連絡いたします。 |
| （注2） | 1～4の特典を同時に使うことはできません。 |
| （注3） | 複数口お申込みの方は、1～4のセットを口数分贈呈します。 |
| （注4） | ご利用頂ける曜日は、日曜日～木曜日に限定させて頂きます。 |
| （注5） | 繁忙期（お盆、年末年始、ゴールデンウィーク）はご利用頂けません。 |
| （注6） | 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や、実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。 |
