東日本大震災から2年。
被災地の36社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。

【ドラゴンフラワーズの場合】
◆2012年を振り返り、事業全体の進捗はいかがですか？

ほぼ計画通りです。
ほぼ計画通りの生産量、売上が達成できました。

一方で、進まなかったことは、
地下水の水質の変化で予定外の生産ロス、支出が発生したこと、
ネット通販については全く着手できなかったことです。


◆現在、直面している課題を教えてください。

資金調達、原材料の調達、販路の開拓、栽培環境の変化です。   
特に、地下水の水質の変化で、水道水を使用することによる
コストの上昇と、品質の変化への対応が十分ではありません。


◆今後、誰からどんな施策や支援があると、助けになりますか。

震災の影響で販売先数社が倒産、廃業しているので、
民間企業においてはイベントでの配布品、
自治体においては花壇の植栽などに利用頂いて、
安定的な販売先としての支援を希望します。


◆ファンドをやって、一番嬉しかったことは何ですか。

ボランティアで当園に関わった方が、
定期的にSNSでファンドへの投資を募ってくれていること、
また、学生時代の友人がファンドのサイトを見て、
十数年ぶりに連絡を取り合えたことです。


◆今後、出資者の方と取り組んでみたいことはありますか。

当園の開花情報をメール等で発信し、
希望があれば宅配による通販を行いたいです。
また、来園いただける方には圃場見学、
作業などを体験してもらいたいです。


◆2013年の抱負を教えてください。

1. ファンド資金を利用してパイプハウスを新設し、生産量を計画通り増産すること。
2. 減少した取引先を補うため積極的な営業活動を行い経営の安定を図ること。
3. ネット通販の基礎を作り、わずかでもそれによる売上を計上すること。


（→36社のダイジェスト版はこちら）
（→他の事業者のアンケートを見るにはこちら）


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