被災地応援ファンド 22/01/2015 00:18

アンカーコーヒー (宮城県気仙沼市/飲食店)の場合

東日本大震災から4年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
 
 
【アンカーコーヒーの場合】
 
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。

(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
当初の計画より進んでいない
 
(b)昨年に比べると、いかがですか。
昨年の方がよい


◆その原因や昨年との違いなど、具体的に教えてください。

おかげさまで震災からちょうど4年目あたりに現在建築中の本店舗を
開店できそうです。当初の計画では1年ほどで開店だったのに、
実質かなり遅れる結果になりました。売り上げなどに関しても、
気仙沼では全体的に下がっているようで、今の仮設店舗でも同様に
昨年からは下げてしまっています。いろいろとテコ入れはしていますが、
やはり周りの被災地でも下がってきてしまっているという声がきかれます。
円安と物価高で仕入れ価格はドンドン上がり、賃金の上昇もあり、
経営状況はドンドン厳しくなってきています。


◆現在、直面している課題を教えてください。

資金調達、人材の確保、原材料の調達、販路の開拓、商品開発

利益の確保と人材の確保が一番の課題です。
アベノミクスによってコストがあがっているのに対して、
価格にうまく反映させることが難しく、ただでさえ売り上げも減っている
状況なので利益の確保が難しくなってきています。
それと募集をかけてもなかなか人材が応募してきません。
本店舗ができて店舗が増えるのですが、
どう人員を確保するのかが大きな課題です。


◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。

本店舗が出来た際には、ツアーなどを組んでいただければ幸いです。
IターンやUターンなどの取り組みは新しく出来ないでしょうか?


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。

国で言えば、地方ではアベノミクスによる負の効果が大きいです。
原料と人件費の高騰、土木や建築業界への人材の流出による人材確保難。
本当に復興の足かせにしかなっていないです。今後、本当の意味で地方に、
人的、経済的な流れが生まれるような施策を期待します。
このままでは復旧工事とアベノミクスで地方は疲弊しきってしまいます。


◆2015年の抱負を教えてください。

アンカーコーヒーは2005年に始まりました。2015年で10年目を迎えます。
3月には本店舗の開業、そして2015年は10周年の年ということで、
お祝い事が続きますが、地域の状況は厳しく、荒れる海での10周年になりそうです。

しかし、本店舗には鮮度高いコーヒー商品を作るための新設備も導入し、
フレッシュで香しいコーヒーを全国のお客様にお届けできるようになります。
他の被災地においても、弊社のFCとして開業したいという声もいただいております。

2015年も本店舗や既存店舗では、お客様により良いコーヒーと共にある
より良いライフスタイルを提供し、インターネットでは遠くのお客様の
ご家庭と職場により上質なコーヒーとの時間をお届けしたいと思っています。

2015年は10周年そして本店舗開業の年になり、
より一層の努力と笑顔の年になるように頑張りたいと思います。
コーヒーの持つ可能性を追い求めて。


(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら

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