全スタッフで改めて社員研修にでかけました~陸前高田編~

26/02/2013
世嬉の一酒造 蔵とビールファンド

今日は、社員研修にて世嬉の一はちょっとお休みです。
今年は、社員だけでなく、世嬉の一で働くスタッフ全員約30名で、陸前高田~気仙沼を視察旅行してきました。

目的は次の三つです。
1.一緒に働く仲間をお互いに知り、仲良くなる。
2.同じ被災地で元気にがんばっている企業を見て刺激をうける。
3.二年近くたつが復興の様子をもう一度確認して、世嬉の一としてできることを見つける。

この三つでした。

今回、実際に沿岸被災地を回るには、当社のスタッフの中にも家が流されたり、家族を失ったりした仲間も働いていますので、別な場所にするかかなり悩みましたがみんなで行って大正解でした。

最年少17歳~最年長71歳まで総勢30名の久々団体旅行です。
会社で研修旅行したのも10年ぶりでしょうか?

まずは、陸前高田でもっとも元気ある企業の一つ、
河野社長の八木澤商店様にお邪魔しました。
工場は一関市大東町大原に建てられています。


河野社長となぜか大阪のテレビ局が取材に来てました。
さすが、河野社長相変わらず輝いています!

私達にお忙しい中親切にお話してくれる河野社長です。

醤油とお酒ビールと種類は違いますが、醸造という部分で非常に勉強になります。

工場に関して、立派に復興したなぁと感動していたのですが、
当社と同じく、3/4グループ補助の申請をしたそうですが、認可されても実際工事に入ると資材の高騰やらなにやらで、1/2補助くらいになったそうです。
また、新工場もMAXで震災前の7割の生産能力しかないそうです。
会社の予算の都合で中古部品を集めたりしたそうですが、やはり震災前と同じ規模には出来なかったとのことです。

次は、陸前高田の本店に行きました。
もともと旅館だったところを改築したそうです。
樹の香りがとてもいい事務所でした。


この漆喰壁も本物だそうです。とても立派でした。
新商品丼物のタレやドレッシング関係など、当社の売店にも置こうと、売店担当遠藤さんも張り切っておりました。

すべて樹の香りがとてもいい感じです!


帰り際に河野会長もおいでになり、迫力のあるお話をしていただきました。

河野社長&会長の熱意に感動しつつ、一箇所目の視察として大成功でした。

そのまま、陸前高田の観光協会が主催する「語り部」をお願いし、
陸前高田市内の視察にきました。

案内していただいたのは、ボランティアガイドの新沼様です。

集合場所は当社もお付き合いのある、陸前高田の旧道の駅です。
「高田松原」というところまで波が来ました。16m以上です。

中には高田松原の松も刺さっています。

新沼様のお話をお聞きしつつ、慰霊碑にて合掌をスタッフ全員で行いました。

キャピタルホテル1000も取り壊しをしておりました。

私どもが毎回来ると、沢山の重機が稼動し、綺麗に片付いてきているなぁと感動しておりました・・・・が、新沼さんいわく、

「今、一生懸命瓦礫処理をしているけど、ここは公園になる場所なのです。
私達の仲間はいまだ、狭い仮設住宅に住んでいます。公園になる場所を先にするより、
もっと住宅地のための山を切り崩す等を早くしてほしい。
優先順位が間違っているのではないか?
また、補助金で沢山お金がくるが、地元業者と言うより大手ゼネコンさんがとって、
地元業者が下請けのような形で入っている。結局補助金のお金が一部しか地元に残らないので、復興の力は何分の1になっている。
今、住宅をつくらないと、商売も始められない。人がどんどん仮設が辛いから他の市へ移転してしまっている・・・」

とお話されておりました。

復興の優先順位、予算の配分、なにを大切にするか・・・ということを考えさせれます。

新沼様は堤防に関しても教えてくれました。
どんなに高い堤防をつくっても、想定外になったらどうしようもない。
公園を造るのだから、堤防はある程度の予算で、まずは、住宅地整備を高台にしてほしいとの事でした。
彼の年賀状は、「復興の光当たるは一本松のみ」という句を書いたそうです。
(注:上記のは、あくまで新沼さん個人の意見だそうです。違う意見の方も地元にいるかもしれないとのこと・・・)

・・・・・・・・・・・・・・ん~すごく考えされられました。

正直、見ているのと実際に現地の人のお話をお聞きするのでは、全然異なることがわかりました。復興のあり方も非常に勉強になります。

やはり現場に行くべきです。

そのまま新沼さんのガイドは続きます。





保存が決定した、小学校。陸前高田は4箇所保存するそうです。
確かに取り壊すと、津波からの教訓は忘れ去られてしまいそうです。


何度もお伺いしているのですが、今回はなぜか、沢山動く重機の音がむなしく聞こえました。
スタッフもおのおの何か感じたようでした。

陸前高田は一旦離れて、気仙沼に向かいしました。

続く・・・

世嬉の一は、今日は未来のためにちょっとお休みでした。


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小原友輔げ設計して建てた蔵を街づくりに活用するために、蔵とビールのファンドをつくりました。
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ファンド情報

世嬉の一酒造 蔵とビールファンド
世嬉の一酒造株式会社
Período contable
01/04/2013 ~ 31/03/2021
Por unidad
S/ 105.00
Tasa de redención
En operación
Número de participantes
537 personas
Logro de recaudación
21,200,000 PEN
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Los fondos que manejamos pueden incurrir en tarifas de manejo designadas (pueden aplicarse tarifas de transferencia bancaria por separado) y existen riesgos como la pérdida del capital de la inversión.
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