復活2年目~9月と10月のまとめ報告とご連絡~お歳暮商戦に入りました!

18/11/2014
歌津小太郎こぶ巻ファンド

”歌津小太郎 こぶ巻ファンド”の有限会社橋本水産食品の千葉孝浩です。
10月10日より31日までの期間限定でしたが「さんま昆布巻セット」をこちらのサイトで販売させて頂きました。この機会に初めて歌津小太郎の味をお試し頂いた方、出資者特典で既に昆布巻をお試し頂き、リピートでご注文頂いた方など、様々な皆さんに我々の自慢の昆布巻をお届けすることが出来ました。大変ありがとうございました。

「昆布巻、届いたか~い」  の歌津の言葉版


今回の記事では後半に首都圏でのイベント出店の様子を掲載しています。イベントの定番は南三陸産のホタテ焼き。漁師の『うまいっ』を代表する逸品です。

さて、歌津小太郎ではこの時期、11月中旬から12月末までがお歳暮商戦の時期ゆえに年間を通して一番の繁忙期となります。私は歌津と仙台を頻繁に行き来しまして走りまわっていますし、製造スタッフも朝8時には作業を開始、仙台の販売スタッフはいつもよりも常駐の人数を増員して対応します。昨年は復活の初年度ということでの忙しさでしたので、2年目は少し落ち着くかと思いきや、私に限って言えば今年は今年で第二工場の建設も重なりまして、さらにめまぐるしい状況となっております。
そこで、最初から言い訳となってしまい誠にお恥ずかしい次第ですが、今年の2月から月に一度の連載をしておりました歌津小太郎の長い文章のブログ報告のうち、『3年間のふりかえり』の部分は休載させて頂き、当座は直近の出来事のご報告や告知などにとどめたいと思います。要するには、12月末まではパソコンの前で長文を作成する時間が取れなくなるのです。自分で「毎月発信するぞ!」と決めて臨んだのに、本当にカッコ悪いのですが、ご理解を頂ければと思います。

いちおう「休載」という位置づけでして、少々時期を逸してしまうかもしれませんが、繁忙期の12月を過ぎまして来年の1月になってしまいますが、再び『3年間のふりかえり』の“10月版”から“1月版”を順番に書き記したいと思います。私自身、この記事を書き始めまして改めて整理がついたこと、気が付いていなかったけど教訓として身に付いていることなど沢山あり、どちらかと申しますと、皆さまに向けて書いているというよりは未来の自分のために整理していると、そんな風な面が強くなってきていました。

あまりにも長い文章で、皆さまに飽きられていないかという心配もありましたが、時折、出資者の方がご自身のブログで歌津小太郎のこの長文ブログのことを取り上げて下さったり、私のつたない文章を引用して歌津小太郎を紹介して頂いていたりするのを見つけますと、丁寧に読んで頂けていること、思いが伝わっているのだということが判りまして嬉しく感じています。そんなわけで、また1月になりましたら長い独り言のような『3年間のふりかえり』記事におつきあいいただければと思います。

● 2014年9月後半から10月にかけての歌津小太郎活動報告 ~仙台のデパ地下にて昆布巻がぶ~
【今年のさんま昆布巻きは…】
歌津小太郎が直営店舗を設けております仙台市内の老舗百貨店『藤崎』では、9月下旬から『新物さんま昆布巻』が登場しました。
今年のサンマは丸々と太って脂の乗りが良く昆布巻には最高! それを石巻・十三浜の『鵜の助』さんの昆布――これは昆布巻用最高品質のものを厳選して仕入れていますが――その鵜の助昆布で巻きまして、歌津小太郎の秘伝の製法で絶妙な味わいに仕上げています。『新物』が出始めますと、常連のお客様が今年の味の品定めにとすぐにお買い上げ頂きまして、まさに羽が生えているかのごとく飛ぶように売れていきます。私自身も大変に嬉しいですが、それを製造スタッフに報告しますと、自分達の作る味が支持されていることを実感しさらにやりがいを感じているようです。

トロっと昆布がとろけて、さんまの旨味と重なります。ブログでは昆布巻の味をお届けできないのが残念!

10月に入りましてからは、三陸でとれた鮭を使った昆布巻の新物も出始めました。これにニシンの昆布巻も加わりまして、「さんま・さけ・にしん」の昆布巻製品フルラインナップが揃いましたのが10月下旬。これらが揃いますと、歌津小太郎のお歳暮セットの準備が整ったこととなります。

【第二工場建設の進捗】
当初の予定では今月(11月)からの着工を目指し、地元の建設会社さんと1年前より計画を練ってまいりましたが、現在更なる衛生環境の向上と、新しい分野の商品を生み出すための施設にするべく計画の見直しをしています。着工は12月にずれ込んでしまいますが、納得のいく生産施設となるよう今後も万全を期して第二工場建設に臨みたいと思います。尚、この工場では地元で水揚げされる新鮮な魚介類や出来たての歌津小太郎商品を販売する物販コーナーも設ける計画です。地域住民の利便性を高めるのはもちろん、遠方から南三陸町にお越しになる方など交流人口増加にもお役に立てるよう、地域に貢献できる施設を目指してまいります。

【11月2日-3日の首都圏イベント報告(座間市&蓮田市)】
2012年からの恒例イベントとなっていますが、今年も神奈川県座間市と埼玉県蓮田市のイベントに呼んで頂き、歌津小太郎と歌津の地元の美味しいものをお持ちして販売させて頂きました。双方の会場とも用意した品物は全て完売! ありがとうございました~!!!

11月3日、蓮田市イベントの完売達成シーンです。「バンザ~イ!!!」
中央のピンク色のハッピが蓮田市長さんです。

これらのイベントは、震災後の避難所生活の際に歌津・馬場中山地区にボランティアに来て頂いた皆さんとの交流が継続しているものです。誰よりも私自身が一番楽しみにしているイベントです。少しずつの歩みではありますが、我が町である南三陸町が復興に向けて前進していることをご報告できることが本当に嬉しいのです。震災直後は、日本全国のみなさんが自ら車を走らせ支援物資を運んで下さいましたが、今は私自身が『歌津の地元の美味しいもの』をトラックに満載してお返し出来るようになったわけです。

今回の特集写真コーナーではこの2か所でのイベントの様子を掲載しておりますので、イベントの盛り上がりとともに、私の『旨いものをお届けできる喜び』の情景をご覧いただければと思います。

● 2014年11月~12月の歌津の海・港・漁師・旨いものそして歌津小太郎情報 歌津小太郎にとっては11~12月は昆布巻を中心にしましたお歳暮セットの時期ですが、南三陸・歌津の海のほうは、港での『わかめの種挟み作業』が佳境となるとともに、アワビの開口の時期を迎えます。

我が千葉家でも生粋の漁師、小太郎(父)と、櫂押し歴60年のあさ子(母)、漁師にはなれなかった私(孝浩)、見習い櫂押しの馨(弟)の4人が乗り込んで明け方の海に出港です。この日は絶好の開口日和(波も穏やかで、風もそれほどなく)の中、朝6時~9時までの時間アワビ漁に挑むため、家族が久しぶりに一つの目標に向かって団結しました。結果は専門に海に出ているわけではないので、周りの漁師さん達の半分ほどの水揚げでしたが、私たちにしては十分な漁でした。それよりも箱メガネで海の中を眺めなら、あらためて歌津の海の豊かさを感じる、とても貴重な機会にもなりました。


奥の櫂を押しているのがあさ子(母)、赤い合羽が小太郎(父)、オレンジが私(孝浩)、撮影者が櫂押し見習いの馨(弟)の布陣でアワビ漁に挑みます。(2014.11.16撮影)


午前9時になりました。
漁を終え港に帰ります。(長時間、慣れない体勢でしたので、あっ足が…いっ痛い…)


港に帰ると、規定のサイズに満たされているのか検査を受けます。
※ここ中山漁港の今年最初のアワビ漁の水揚げは昨年よりも厳しく、震災前の約半分の水揚げのようです。

仙台・藤崎百貨店では11月13日(木)からいよいよお歳暮ギフトセンターがオープンしました。昨年のお歳暮商戦から復活した「歌津小太郎手づくり昆布巻」シリーズですが、今シーズンから1アイテム増え、3アイテムでの展開で取り組んでまいります。地元宮城県・仙台にお住いの方はもちろん、webからの受注にも対応していますので、被災地応援ファンドの出資者の皆様もご利用いただけるようになっています…どうぞよろしくお願いいたします。

※藤崎百貨店ホームページは→こちらから




ギフトセットが出そろいました! 


<あとがき>
歌津小太郎のブログは、我々を気にかけてくださる出資者の方などからの情報発信に対するアドバイスを元に構成しています。自分達にとっては当たり前すぎてこれまでお伝えできていなかった歌津のことに漁師の仕事や海の旨いもののことなど、「こんなこと知りたい!」とリクエストを頂ければ今後のブログで反映していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 (すぐには全てに対応出来ないかもしれません。そのときはゴメンナサイ!)

震災から3年半を過ぎますと、社会全体の関心はオリンピックであったり、グローバル化であったりと……被災地はどんどん忘れられていくことを感じ、今もときおり直面する困難な状況に、気持ちが折れそうになることもまだまだあります。
そんな合間でしたが、11月2日と3日の首都圏でのイベントでは沢山の助っ人さん達に助けられ、そして沢山のお客様にお会いし、温かい言葉を頂くことが出来ました。やっぱり、このように直接、お声掛けを頂き、そして私も「頑張ります」とお伝えすること、その一言一言が全て自分への宣言となり、元気の素になります。この次に皆さんのところにお邪魔する際には、歌津小太郎としても歌津・馬場中山の地域としてもさらなる復興の歩みを進めた姿をご覧いただけるように頑張りたいと思います。

最後に、私はつくづく自分のこの仕事、特にお客様に直接自慢の美味しいものをお届けする『対面での販売』が好きなんだなと実感しました。仙台の『藤崎』でも、今回の屋外でのイベント販売でも、直接お客様のお顔が見えて、喜んで買って頂ける姿が見える――お客様との会話そのものも楽しいですし、震災後に復活してからはホントに思いやりの深い言葉を沢山頂きました。この対面販売というのはビジネスとしての爆発的な飛躍はないかもしれませんが、歌津小太郎のこのスタイルの本質は変えぬように、自分達が食べて美味しいと思うものをお届けする、そんなシンプルな商売を続けて参りたいと思います。

記事担当 千葉孝浩


■□■□■今月の特集写真コーナー■□■□■□■□■□
●11月2日-座間市でのイベント報告

11月2日の早朝、座間中学校の会場に私の運転するトラック「馬場中山号」が到着です!


座間市イベントの開始前ミーティングです。手作りの垂れ幕を準備して頂いていましたが、温かみがあっていいです!


今回はこんなに広いスペースを用意して頂きました。


座間市イベントの販売の助っ人女性陣です。普段は建設会社で事務などをされている皆さんです。


販売スタッフさんたちに、まず、試食を味わって頂き、お客様への説明内容をレクチャーしています。


こちらは強力な助っ人の弟カオル&カナエさん夫婦に手前がカナエさんの妹・ナナコさん。 ホタテ焼きの担当です。


ホタテ焼きが大人気で焼くのが追いつきません。

カオル&カナエ夫婦に南三陸町の現在の様子を質問して下さっているお客様です。 美味しいものが沢山あるので、是非、いらして下さい――こうして気にかけて下さるのがありがたいのです!


そして、あっという間に完売でした!


今回は女川町さんのチームとの合体での出店でして、そちらはサンマ焼きを提供していました。もちろん、サンマもオイシイですよ!


歌津小太郎商品も残りわずか――その後、完売となりました!ありがとうございます。
座間市でのイベントは、神奈川県にお住まいの歌津町出身者の方も沢山立ち寄って下さいました。 ウレシイですね!定番化しているイベントの良いところです!  
(ここまで、馬場中山カオル商店HP20141102)

●11月3日-蓮田市でのイベント報告

これはなんだか判ります? 大漁旗を掲げるための竹を切りだしてきて下さいました!


歌津小太郎商品とホタテを満載したトラック「馬場中山号」です。


大漁旗を掲げます。一番目立っています。


イベント開始前に蓮田市長さんがお越しになりました。いつも気にかけて下さり、ありがとうございます! 歌津小太郎のハッピを着ていないと判りにくいかもしれませんが、左が私(千葉孝浩)。


炭火の準備が出来ました。ホタテを焼き開始です!




まずはお客様にお出しする前に、助っ人陣が試食です! 美味しく焼けています。


準備が整いましたので、イベントスタートです!


テレビの取材も入りました。美味しさも写して下さいね!


こちらでもホタテが大人気です。肉厚なのに加え、炭火で焼き立て! 美味しくないはずがありません!


歌津小太郎商品の販売助っ人は“はすだ支援隊”の男性陣です。普段は土木建設業の皆さんが、わかめの説明をして下さっています。もうかなり慣れています。


沢山の助っ人さんのおかげで、私はむしろ呼び込み役となっていました。まもなく歌津小太郎商品も完売です。


イベントの終盤で蓮田市長さんが様子を伺いに来て下さいました。ちょうど完売したところ! 本当にありがとうございます!!!


歌津小太郎売り場担当さんも大満足!


イベント大成功! みんなで記念撮影です! みなさん、ありがとうございました!


大活躍のホタテの焼き台。これは避難所生活のときにも活躍した思い入れのあるモノでした。


焼き台もトラックに積みまして歌津に戻ります。また美味しいものを満載してお邪魔します! ありがとうございました~~~  
(ここまでの写真は馬場中山カオル商店HP20141103)

ファンド情報

歌津小太郎こぶ巻ファンド
歌津小太郎
Período contable
01/06/2013 ~ 31/05/2022
Por unidad
S/ 105.00
Tasa de redención
En operación
Número de participantes
824 personas
Logro de recaudación
42,390,000 PEN
【Notas importantes】
Los fondos que manejamos pueden incurrir en tarifas de manejo designadas (pueden aplicarse tarifas de transferencia bancaria por separado) y existen riesgos como la pérdida del capital de la inversión.
Las tarifas de manejo y los riesgos varían según el fondo, así que consulte la descripción del contrato de sociedad anónima de cada fondo para obtener más detalles.
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