私はなぜ有機肥料を使うのか?

29/06/2015
タイで作る無農薬有機野菜ファンド

皆様お世話になっております。

今回は前回「農業いろいろ」に引き続きまして「野菜の生産に置いて何が危険?」そして「私がタイでオーガニックに拘る理由」など ご紹介させて頂きます。

先ず最初に前回の文面に置きまして現在世界的に常識となる慣行農業と循環農業の違いやその他にも水耕栽培なる生産方法を紹介させて頂きましたが、 その全ての農産物生産方法は現在ではさほど怖がる事も危険性も薄れてきている!農薬に関しても昔に比べればかなり改善され調理前によく洗って食べれば 大きな問題はないのではないか!そう記させて頂きました。 でも、世界各国でオーガニック栽培が見直され人気を集めているのは何故か?野菜の生産に置いて何が危険と言われ始めているのか?


それは、「農薬」に比べ物にならないほど「肥料」に危険が隠れているという事です! 農作物が成長するには肥料という主に3つの成分「窒素」「リン」「カリウム」とされていますが、その「窒素」に危険性があると言われております。
では、窒素成分の何が危険なのかですが、化成肥料となる無機質窒素は農作物がその窒素をアンモニア態窒素として吸収し野菜はどんどん成長するのですが、 野菜の体内にそれは硝酸態窒素として蓄積され、それを人間が食べた際に人体の働きにより亜硝酸態窒素に変化し「メトヘモグロビン血症」を生じたり「ニトロソアミン」という発ガン性 物質を人体に蓄積してしまうと言われています。

(一般化成肥料)

ですがそれは、水耕栽培でも有機栽培でも同じ事が言え、水耕栽培は土の代わりに水が使われているだけで土よりも更に硝酸態窒素の吸収性に富んでいるかも知れませんね! そして有機栽培にせよ鶏糞や牛糞などはその窒素の塊といえ、何の知識もなく過剰施肥は大変危険に繋がると言えます。 ここで言える事は、何が危険であるかを知った上で農産物の生産を行わなければ大きな間違いを犯してしまうと言う事です。 有機栽培で最も危険と思われる事が、肥料成分となる有機物を醗酵させ完全熟成されたものを使用しアンモニア醗酵(腐敗醗酵)してしまったものを絶対に使用してはいけません! もし、このような醗酵が不十分なものや腐敗醗酵したものを肥料として使えば大変な事に繋がってしまいます。 私の経験からもし有機物肥料作りを失敗すれば必ず悪臭が鼻をつき土壌からガスが発生し野菜は全て枯れてしまいます。


ですが正しく醗酵させ完熟された有機物肥料は、コウジ菌、乳酸菌、酵母菌と醗酵し土壌中の有効微生物(善玉菌)の働きが活発になり、アンモニア態窒素ではなく、 野菜がアミノ態として根から吸収します。言ってみれば野菜を納豆や味噌、ワインなど善玉醗酵菌を与え野菜を育てているのです。 そして唯一これが出来るのが有機栽培ですが、もし間違った腐敗醗酵をさせてしまえば化成肥料など比ではない程の悪質な危険物となってしまう可能性も秘めています。

(マイフードの有機肥料)

ですがここで化成肥料と有機肥料の大きな違いと言える事は、害虫は無機質窒素を好むと言う事です。ですから化成肥料の無機質窒素を使えば必ず害虫も寄ってきます。 その事から化成肥料と農薬(殺虫剤)はセットのような存在であり「慣行農業の場合は化成肥料と農薬は切っても切れない関係」にあると言えます。

一方で、有機物を醗酵熟成させた場合、土壌に有効微生物が繁殖し更に土壌の状態が良くなり害虫も寄り辛くなり元気な健康野菜として育ちます。 マイフード農場では動物性窒素「鶏糞、牛糞」などは極力使わず「米ぬか、魚、籾殻、牡蠣」を使い醗酵完熟させたものをボカシ肥料として使っています。 それ以外にも野菜クズ、魚の内臓などをEMを使い醗酵熟成させ液体肥料を作り希釈し追肥として使用し、 ワラ、竹の粉砕、山の枯葉腐葉土、クン炭、竹炭など山や農場で身近に手に入る自然の恵みである有機物を使用し害虫避けとして使用しています。 そしてそれは、大自然が作り出す循環を守る事で全ての生物が守られている事を意味するのだと思います。 今回の本当に危険なものとは何かについて少し難しい内容となってしまいましたが、ここで最後に言えます事は、洗浄して洗い落とせる農薬(殺虫剤)より野菜が根から吸収し 野菜自体の体内に吸収してしまう肥料成分に問題があると言う事であります。
 
(マイフードの有機ポット栽培)

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応募は本日(6月29日)までとなっております。ファンドの詳細・お申込みはこちらから
https://www.securite.jp/fund/detail/461

ファンド情報

タイで作る無農薬有機野菜ファンド
A.W.E.Intertrade Co.,Ltd
Período contable
01/07/2014 ~ 30/06/2017
Por unidad
S/ 316.50
Tasa de redención
Operación finalizada
Número de participantes
277 personas
Logro de recaudación
17,880,000 PEN
Music Securities Co., Ltd. Operador de instrumentos financieros de tipo II Director de la Oficina Financiera Local de Kanto (Kinsho) No. 1791 Asociación miembro: Asociación de Operadores de Instrumentos Financieros de Tipo II de Japón
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